事故車や事故歴のある車は高く売ることが出来ないと思っていませんか？実は事故車としての基準を満たしていなければ査定には影響はありません！元業者が事故車としての判断のされ方や少しでも高く査定される方法を紹介します。

事故車の基準って？

買取査定においての事故車としての判断は事故を起こした車ということではありません。事故を起こし一旦きれいに直した場合、その修理や交換の記録が残ります。事故車として扱われる修理や交換の部分は特定の部分だけであり、その部分の記録がある車のみが事故車や事故歴車です。
その特定の部分というのはフレームやフロントインサイドパネル、クロスメンバー等であり、その多くが車の骨格部分であるフレームやシャシーなどの車の強度を高める役割を持った部分をさします。そういった部分の修理や交換を行っている場合は事故車として判断されます。
逆に言えば事故を起こした車であっても修理や交換の記録が無く、見た目にもわかりづらい損傷であれば事故車として扱われず、売却時の査定価格は高くなります。

買取一括サイト査定サイトのほうが高く売れる？

売却を希望する車が事故車として判断される状態である場合、事故歴の無い車と同じ走行距離や年式であってもその査定価格に影響が出ます。それでも少しでも高く売りたい場合は中古車買取一括査定サービスをおすすめします。中古車買取一括査定サービスでは、少なくとも2～3社、多い地域では7～10社が査定に来てくれますので比較して検討することができます。買取査定の業者によっては事故車であれば基本的に買い取りをしない業者や、事故車も買い取りをするが高い査定を出さない業者もあるので注意が必要です。そのような場合には、事故車の買取を得意とする業者に査定を依頼すると良いでしょう。

事故車を廃車にするには？

買取業者に依頼しても査定額がつかないような事故車は廃車にすることを考えると思いますが、個人で廃車の手続きをするのは大変で、費用がかかる心配もあります。一般の中古車販売店などに引取りを依頼した場合返ってくるはずの自動車税や重量税、自賠責保険が、廃車にかかる費用として相殺されてしまうという場合もあります。しかし事故をしたまま放置されている車や、全く動かなくなってしまった車なども無料で引き取り、手続きの代行をしてくれる業者もありますので探してみるといいでしょう。廃車にする予定の車や、廃車寸前の車であっても無料で引き取って処理してくれる業者もあり、そういった業者は自動車税や重量税、自賠責保険もきちんと還元してくれます。